雑学あれこれ…(3)!!・・・食べ物に関して | |||
■洋食のコックさんは、なぜ高い帽子をかぶってるの? ・この帽子は、料理とは全然関係ありません。料理人の気まぐれなオシャレ心から生まれたモノです。 18世紀の終わりごろにフランスのアントナン・カーレムという最高の評判をもっていたコックさんが初めました。 ある晩、彼の料理を食べに来たお客さんの中に、白くて高い帽子をかぶっている人がいたのです。 それを見たアントナンは、気に入って調理場で同じような帽子をかぶったのです。 帽子の高さは、腕と年季によって高さが増し、“料理長”のかぶる帽子は最高35cmもあります。 そのためフランスでは料理長のことを『グラン・ボネ(大きな帽子の意味)』という愛称で呼ばれています。 因みに、首の白いスカーフは、昔は冷蔵庫に入る事ができたのは料理長だけだったので、 実用的な『寒さよけ』のために身に付けたモノです。 |
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■マスクメロンの網目は、どうしてできるの? ・高級果実の代表のようなマスクメロンですが、あの表面の網目のもとになっているのは、、“表皮のヒビ割れ”です。 どうしてできるかといいますと、表面と中身との成長速度の違いによってできます。 表皮より中身の方が成長が速いので、皮に内側から強い圧力がかかり、皮がはじめて沢山のヒビ割れができます。 このヒビ割れにコルク層が発達して、あの特有の網目模様ができるのです。 因みに、マスクメロンって、網目がマスクのようにかかっているからだと思っていませんか、 本当は、マスク(musk)とは“麝香(じゃこう)”のことで、その強い香りを麝香にたとえたモノです。 |
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■スキヤキの由来は? ・どうして牛鍋が“スキヤキ”って呼ばれるのでしょう? 一つは、鋤焼(すきやき)説です。使い古した鋤(スキ)の上で鳥肉などを焼いて食べた料理法に由来する説。 もう一つは、獣肉や魚肉を薄く切ったモノを“すき身”と言うので、この“すき身”を鍋で焼くからとの説です。 |
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■なぜ刺身(さしみ)って言うの?? ・魚などの切り身をなぜ“刺身”って呼ぶかというと、武家社会の呼び名が語源です。 武家社会では、切り身の『切る』を嫌ったからだと言われています。 関西で、刺身の事を『おツクリ』と呼ぶのも、同じ理由からきたものと思われてます。 現在のように、お刺身を醤油で食べるようになったのは、江戸時代末期で、それまでは“なます”にして 切った魚の身を、ワサビ・ショウガ・タデなどを加えた酢で食べていました。 |
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■ちり鍋の『ちり』って、?? ・これは明治に入ってからできた言葉で、魚の切り身を熱湯につけると、 “身がチリチリッと縮む”ことから、呼ばれるようになりました。 明治に来日するようになった外国人達が、刺身が食べられないので、刺身を熱湯にくぐらせて、 ポン酢で食べたのが始まりといわれています。 |
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■“おみおつけ”って漢字で書けますか、?? ・御御御付(おみおつけ)って書くんですよ。 『つけ』とは、ご飯の添え物の汁物のことで、それに丁寧の“接頭語『お』”を三つも重ねたのです。 |
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